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品番 | 8269 |
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レコード番号 | COLH18 |
演奏者 | パブロ・カザルス |
作曲家 | ヨハン・セバスチャン・バッハ |
録音種別 | MONO |
ジャケット状態 | M- |
レコード状態 | M- |
製盤国 | GB(イギリス)盤 |
グレード(器楽) | ミディアム |
RecordLabel | DARK GREY WITH BLACK LETTERING |
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Recording&Weight | MONO(150g) |
Release&Stamper | |
Record | (1) rub&scratch: (2) surface: (3) spindlemark: |
Jacket(box) | (1) face: (2) back: (3) spine: (4) bottom&top: (5) innersleeve: (6) booklet: |
Recordkarte | (1) recorddate: (2) recordsession: (3) p&e: (4) addition:P18厚手解説書添付 |
チェロのカザルスやギターのセゴビアに例を見出すように、一人の名手が出現することにより、その楽器の歴史が大きく進歩・発展すると思う。カザルスと言えばバッハ無伴奏です。有名な逸話が、運命の巡りあわせとはこのことを云うのでは・・・・13歳のときにバルセロナの薄汚い楽譜店でこの無伴奏の楽譜偶然発見、なんと日本で云う中学二年生がですよ!!!!単なる練習曲て思われていたこの無伴奏の真価を世に知らしめた進取の精神!!!!しかも徹底的に貪りつくまで研究、納得して披露したときは25歳になっていたというから神の領域に入るまではカザルスと云えども12年の歳月を要した禁断の曲、無伴奏組曲!!!!幸い、本録音はこの貪り尽くした研究からさらに時間を経て、ガザルス60歳代前半の最円熟期、しかも収録された1936-39年はSP録音技術が頂点にあった時期、この二つの幸運が重なりこの 世紀の名盤 が誕生した!!!!!!!!!!!!!!SP復刻初版の本盤も野太く迫力ある音質に驚きました。カザルスのチェロが一番チェロらしく響いて、普通ならコモリ気味になってしまう低音部さえ、ボーイングの様子がよく分かるほどです!!1930年代後半の録音ですが、十二分に鑑賞に堪える音質です。カザルスも実に素晴らしいチェロを聴かせてくれています。確かにテクニックという点では、今のハイテク時代の優秀なチェリストと比べればたどたどしいという感じさえします。しかしそこから紡ぎ出される音楽の野太さみたいなものは、今の時代が失ってしまった大切な何かを感じずにはいられません!!!カザルスのフレーズは常に波のように揺れ、語りかけてくるし、それが人間の鼓動と自然の息吹が一致し、チェロという楽器の存在そのものも忘れさせてくれるまさに神の領域といえるのでは・・・・13歳で発見して50年費やして成し得たカザルスの人生そのものだと思います。名前が同じ、同国マラガ出身のもう一人の パブロ に重なるものがある気がしてなりません!!! |